- きんだいぶんがく
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きんだいぶんがく【近代文学】(1)近代社会の文学。 世界文学の上で, 広義ではルネサンス以後, 狭義では一九世紀以後の近代精神・人間中心主義に基づく文学。 日本では普通, 明治20年代以後の, 自我の確立と人間性の尊重をめざした文学をいう。(2)雑誌名(別項参照)。IIきんだいぶんがく【近代文学】文芸雑誌。 1946年(昭和21)創刊, 64年廃刊。 本多秋五・平野謙・山室静・埴谷雄高・荒正人・佐々木基一・小田切秀雄を同人に創刊。 政治に対する文学の自律性と人間の主体性を強調, 戦後の批評界を主導した。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.